2007年1月16日火曜日

魅惑の渓谷ーモケニ


Valle dei Mocheni(モケニ渓谷)はトレントからおよそ20キロ、隔離された場所にあり、周囲を山に囲まれ閉鎖された渓谷で、わずかな住人たちによってドイツ語根源の言語と習慣を伝承している。



初めての訪問者は、マゾの周囲に広がる森や目前にせまる山頂の近さにきっと感嘆するだろう。そして森の間の小さな草原を通りぬけ、次の山小屋までの散策を試みるに違いない。また時間をかけてラゴライ山脈の絶景を満喫する、やや難易の散策路もその愛好者たちに人気らしい。

オーストリアの作家、Robert Musilは『魔法の森』と定義したそうだ。手付かずの自然がおりなす色彩と景観に心奪われたひとり、ということだ。

2007年1月11日木曜日

Mitomacchina


イタリアにおける自動車デザイン歴史展。

特に900年初期から21世紀への、デザインと機能の著しい変化が興味深い。
なかでも一番エレガントだったのが初期のアルファロメオ。デザインは時代背景に反映するようである。


クラシックカーばかりを絶賛しがちだけれど、2006年のフェラーリは色といい調和のとれた美しさが、力強く迅速であるらしいことを、展示されているその姿からも感ずることができる。F1で連勝するわけだ、と感心する。


場所: Museo di Arte Moderna e Contemporanea di Trento e Rovereto (MART)
http://www.mart.trento.it/
日時:日時:2006年12月2日から2007年5月1日まで
時間:10時~18時、金曜10時~21時 

Per Multa Saecula Conservati-写本とインキュナブラ展

トレント市立図書館:via Roma 55, Trento にて1月26日まで、図書館で保存されていた写本とインキュナブラを一般公開している。

1月18日・25日 16.00 ガイド付き見学(要予約:0461.275521)

こういう初期の書籍印刷物を見られる機会はなかなかないけれど、何時も手のかかっていることに感動を覚えます。『書き残すこと』に対しても美意識があったと思う。