2008年2月27日水曜日

Arco-Giovanni Segantini della Natura

出生から150年を記念してジョヴァンニ・セガンティーニの出生地アルコでセガンティーニ展を開催、約40点におよぶ油絵とデッサンを展示。





日時:3月8日~5月11日、
日曜~木曜日 10時-18時、金、土曜日 10時‐22時
場所:Galleria Civica G.Segantini-Palazzo dei Panni
入場料:5ユーロ(割引3ユーロ)


ジョヴァンニ・セガンティーニは1858年1月15日アルコで出生。

1874年アカデミア・デレ・アルテ・ディ・ブレラに登録、3年通学。1879年のブレラ国立展示会で最初の作品が多くの評価を受ける。当時はロンバルディアの真実主義の流れの影響を受けている。

Vittore Grubicy が当時のパトロンの一人であり、その後も友人関係と仕事の関係が長い間続くことになる。
新しい風景を求めてブリアンザ、その後プシアーノに引越しを続ける間も彼の経済援助を受けている。暫く自分独自のスタイルの確率を求めてアカデミアの若い塾生との交流をさけることを試みている。
86年イタリアからサヴォニーノへ。彼の絵の対象は畑作業、遊牧、羊毛の刈り込みや紡績作業などの田舎の生活であった。Grubicy はセガンティーニの経済援助を保証し、同時にイタリアはもとより、海外へ彼の作品を紹介、名声を広めていく。

1889年ロンドンでのイタリア展に出展、ここで高い評価を受け、芸術雑誌から仕事依頼を受ける。この頃にはデヴィジョニズム(色彩分割描法)画法が確立。北部地方を題材にした象徴主義的な寓意作品を残している。

『色をパレットのうえで混ぜていく作業は黒という色を導く過程にすぎない。真実はキャンパスに彩られる。絵画は光や空気や真実に近いものを生み出す方がいい。』セガンティーニの言葉である。